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海野雅威の気まますぎるdiary

嘘の世界

「こんなにもこだわってやっています!」
というのは、自然に現れてくるものであって本来主張するものではない。
公言するのは、逆に出来ていない事の証明のようにも思えてしまう。

例えば、
「俺はスイングに命をかけています!」
と威勢のいい事を公言するミュージシャンがいたら、その人はスイング出来ていない可能性が高いかもしれない。
なぜならば、本当にスイングする人はそんな事を言うまでもなく(言う必要など全くなく)、ごく当たり前に自然にスイングしているはずだから。

「私はこんなにジャズを愛している!」
「練習をこんなにやっています、練習って楽しい!」
「とても工夫を凝らしてアレンジしています!」
「厳選に厳選を重ねて吟味しております!」
「無心で演奏する事を心がけています!」
「スタンダード演奏が一番大事です!」
「オリジナル曲を作って演奏する事にこそ意味があります!」

と、音楽に限らず日常的に見る、宣伝文句だったり、どれもこれも褒められたい、カッコよく見られたい事が窺える他人への自己アピール。しかし、アピールして公言するほどにそれは逆に出来ていない証拠。その対象との間に決して縮まる事のない大きな距離を感じてしまう。まず言う事がはっきり言ってダサい。カッコよく見られたいと思う事自体が一番ダサい事に気付いていない。口より行動、説明より結果。静かにコツコツ、誰にアピールするでもなく、苦労、過程は見せないスマートさはどこへ行った。ツイッター、インスタ用の架空世界だけの自分、演じ演じられ騙し合い、嘘の世界に生きる虚しさ。





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